伊勢角屋麦酒:インペリアルレッドエール(好み度:★★★★★★★★☆☆)
創業1000年を誇る歴史があるお店。創業は戦国時代くらいから、お伊勢参りに来る旅人にお茶とお菓子を振る舞うお茶屋として始まります。古くからこの会社である「角屋」と、「湊屋」の二軒の茶店があったことから、二軒茶屋という地名となったと伝えられ、茶菓子の黄粉餅はいつしか二軒茶屋餅と呼ばれるようになり、江戸、明治、大正、昭和と続き、現在も昔ながらに素朴な餅つくりを続けているそうです。
大正になると、餅作りを続けながら味噌や醤油(たまり)の醸造を始め、現在でも木樽で味噌や醤油を製造されています。
そして、1997年に『伊勢から世界へ』『世界のビールファンを唸らせる』といった合言葉のもとに、世界が認めるビールをつくることを誓い、ビールの醸造をはじめたそうです。現在でも、伊勢角屋麦酒ブランドは全て『世界の頂点に立てる可能性があるかどうか』が商品化するかどうかの基準であり、International Beer Cupで2年連続大会最多受賞されています。
歴史の重みと情熱と質の高さを感じますね。
伊勢角屋麦酒は1997年創業当初から、エールと呼ばれる上面発酵酵母から作られるビールにこだわっているようで、
商品には
・「神都麥酒」:一番人気の商品は柑橘系の香りを特徴としたエールタイプ
・「GRASSY」:草のような豊かなホップの香りが特徴のIPA
などがあります。
ビールの他にも、ビールゼリー、醤油、味噌などを販売されています。
伊勢角屋麦酒:インペリアルレッドエールの味について
少し粘度がある。
グラスに注ぐと、モモやイチゴジャムのような芳醇な香りとイチゴの甘酸っぱいのような香りがする。良い香り。
口に入れると香りと反してスッキリとした味わい。そこから、しっかりとした苦味があり、喉を通ると、最初に感じたフルーツの香りがふんわりと口の中に残る。
好み度:★★★★★★★★☆☆
以下詳細情報
原材料:麦芽、ホップ
アルコール分: 6.3%
容量: 330ml
スタイル:アメリカン インペリアルレッドエール
こだわり: 【赤色】出しにくい赤色を、クリスタルモルトとブラックモルトの微妙な配合で、魔性のようなダークレッドで仕上げたこと。そして、高いレベルでの融合ということで、アルコール度6.3%とIBU85でありながら、口に含んだ時にはそれほど感じない。しかしながら喉元過ぎれば【苦み】はガツンとやってきます。
特徴: 香りはふくよかで、シトラのフルーティーな柑橘系の香りが鼻から抜けます。軽くてすっきり・柔らかくて強い、存在感はどっしり重い感じに仕上がっております。過度なコクとボディー感で、ギュッと締め上げる強烈な苦みが後味をひきしめてくれます。